できるようになったこと
・ボールで、もってこい:ボールを投げてやるとくわえてすごい勢いで戻ってくると私の足元に落とすようになった。知らん顔していると私の顔とボールを交互に見て投げて、と催促するみたいで可愛い。お気に入りの遊び。
・ふせ:家の中でだけだけど、おすわり・待て・伏せの動作がご褒美無しでもできるようになった。
・きれいきれい:お散歩から帰ってきたとき足を拭くのをとても嫌がっていたのだが犬用の硬いビスケットを1cm角ぐらいにしたのを用意。足拭きマットの上に伏せをさせてビスケットを与え、食べている間にきれいきれいと言いながら足を拭くようにしている。そのうちきれいきれいと言ったら足拭きマットの上で伏せをしてくれるようにならないかなと思っています。
・頭をなでたり、抱っこをしても嫌がらなくなりました。口を手で押さえても大丈夫だし、指先、尻尾の先、とどこを触ってもおとなしくしているいい子です。噛み付いてくることも随分減ったみたい。
7月16日
手術前の検査に。
体調OK。
血液検査の結果も、腎機能、肝機能、ともに問題なし。少し貧血気味だけど成長過程の子犬には良くあることだから心配は要らないとのこと。
そして
・日本では5ヶ月前に避妊手術を行うことはあまり無いが、アメリカでは2ヶ月ぐらいから行っているし、発育がいいので月齢的には問題ないでしょう。
・開腹手術なので全身麻酔でする。
・簡単な手術ではないので万一ということが絶対無いとは言えない。
・術後、尿失禁になる子がいる。
・手術は麻酔医を含めて4人のスタッフで行われる。
という説明の後ほんとに手術をするのか、という確認を求められる。
先生を信頼してお任せするしかないのだけれど、やっぱりちょっと心が痛む。
手術の日は25日に決定。
前日は夜8時までに消化のいい食事を済ませること。
水は当日の朝6時までという注意を受ける。
7月22日
手術を受けて病院から帰ってくるとき、いくらなんでも自転車ではだめなのでタクシーでつれてくる予定でいたが、そうなるとキャリーが必要なことに昨日の夜気がついた。あわててインターネットで検索。今日電話で25日までに届けてもらえるか聞いてみた。明日届けてくれるとのこと。良かった。
7月23日
夕方キャリーが届く。早速とっておきのご褒美。こういうときのために用意しておいた犬用ソーセージ登場。
小さくきったソーセージをキャリーの中においてみたが警戒して首だけ突っ込んでソーセージを食べてしまった。
そこでクッション代わりのバスタオルの間に入れて再度挑戦。探している間にお尻をちょんと押してやったら入った。
一度入ってしまえば、2回目からはすんなり入っていく。何度かこんなことを繰り返してから扉を閉めてみる。大丈夫、落ち着いている。
次に持ち上げて歩いてみる。急にゆれたのでびっくりしたのか最初ごそごそ動いていたがそのうちおとなしくなる。何度か出たり入ったりを繰り返すが初めてのソーセージの威力はすばらしい。キャリーに入ればソーセージをもらえるってわかって自分からちゃんと入っていくようになった。
一安心。
7月25日
とうとう手術の日がきてしまった。
食事はもちろん、6時以降水も飲めないので迷った挙句散歩は取りやめにする。
いつもは朝起きてじきに散歩に行っていたのにこの日はなし。
遊びに行きたくて噛み付いて催促してくるが、仕方ないのでしばらくボールで“取って来い”をしたりスリッパをくわえていったのをわざとおっかけっこしたりして遊んでやる。そのあと体を拭いてやると、7時半ごろにはうたた寝をはじめた。病院に行くのは11時。
外出の用意に大喜びで玄関に出たら自転車に乗せられ御機嫌ななめの花凛。
病院についても嫌がって中に入らないので5分ほど好きにさせてから抱っこして受付に。
手術は2時からの予定。私はずっと病院にいてもいいと思っていたのだけれど、何かあったら電話しますから、といわれ家で待つことに。
花凛は大好きな先生にじゃれていて、私が部屋を出て行っても気づかず、じきに病院のゲージの中に入れられてしまったようだ。
外に出ると土砂降りの雨。
花凛を乗せているときでなくて良かったと思いながらしばらく様子を見ていると、病院の中から花凛の心細そうな泣き声が聞こえてきた。
胸がキュッ!となる。
うわぁ、どうしよう・・・
先生は家で待っていて、っていったけどこのまま待っていようかな、なんて思ってしまう。
1時間以上たっても雨はやみそうもないのでずぶ濡れになりながら家に帰る。
気持ちはブルー・・・
2時過ぎ病院から電話。
「外来がまだ終わらないので3時過ぎになります」
3時過ぎ再度病院から電話。
「外来がまだ終わらないので4時過ぎになります」
木曜は手術の日なので午後の診察はしないはずなんだけど急患があればほっとけないものね。
仕方ない。
5時10分、3度目の正直。
「無事、手術終わりました。本人はまだ少しふらふらしていますが麻酔からもちゃんと醒めましたので安心してください。明日の午前中にお迎えに来てください。」
との電話があってやっと一安心。
今夜は病院にお泊りの花凛。
きっと落ち着かない思いをしているんだろうな。
傷口のことなんかで家に連れてくるのもちょっぴり心配だけど、
明日は朝一番に迎えに行くことにする。
いつも足元でうろちょろしている花凛がいないのでさびしい。
変に落ち着かない。
7月26日
9時20分病院に着く。
しばらく待ってから診察室に呼ばれる。
診察台の上にはおなかに包帯を巻かれ首にエリザベスカラーをした花凛が看護婦さんに抱かれるような形でおすわりしている。
「おとなしくていい子ですね」と言われる。看護婦さんの指先には噛み付かず、ペロペロしている。うん、とってもいい子だ!!
先生から
・傷口をなめると治りが遅くなるのでそばにいないときはカラーをしておくこと。
・食事は今朝から少しずつ上げているけれど食後はいてしまうので、様子見て家でもはくようだったら連絡すること。
・今日は缶詰、またはふやかしたフードを少しづつ回数を分けて与えること。
・化膿止めのお薬1週間分、胃の薬2日分が処方。朝、晩2回飲ませること。
・お散歩は今日からでも大丈夫。
などの注意がある。
むれてしまうので包帯ははずしても良いですか?といわれはずしてもらう。
おなかの毛が直径15cmぐらいそられ傷口のところにバンソウコウが貼ってある。
抜糸のため10日後に来院することにして病院を出る。
手術代・カラー・お薬代全部で44940円也。
特訓のかいあってキャリーには比較的すんなり(カラーが邪魔して入りにくかったけれど)入ってくれたのでタクシーで自宅に。
まずトイレシートの上にたくさんのおしっこをしてから家の中をうろつきまわる。
でもカラーが邪魔をしていつもどうりに通れないし入れないところがあるので花凛は不思議そう。
お気に入りのソファの下にももぐれない。
11時ウトウトし始めて2時までぐっすり寝てしまった。
2時、この日のために買っておいた缶詰のフード50gぐらいをあげる。
あっという間に食べてしまうが心配なので様子を見ることに。
特にはいたりすることも無く首筋をなでてあげていたらまた寝てしまった。
やっぱり大変だったんだろうな・・・
ただ時々足で傷口のあたりを掻いたりしているのでバンソウコウがもう外れてしまいそう。ちょっと気になる。
5時ごろまた目を覚ましたのでさっきの倍ぐらいの量のフードをあげる。
やはりあっという間に平らげて物足りなさそうにしている。
ボールで遊んでやるがカラーが邪魔していつもと勝手が違うぞ、っていう感じ。もどかしそう。
そうこうするうちに少しずついつもの花凛が戻ってくる。7時過ぎウ○○親指2本ぐらい。
7時半ごろからまたうたた寝。
8時半、本日最後のごはん+お薬。
しばらく遊んだ後首筋をなでていたらまた寝ていった。
10時。
抱っこしてサークルの中に。
おやすみ・・・
花凛から目が離せない1日が終わりました。
7月27日
6時起床。
サークルから出してあげるとずっと後ろをついてくる。
玄関の方に行こうとするとお散歩だと思ってすごい勢いで駆け回る。
かわいそうだけど今日もお散歩はパス。
先生は大丈夫って言ったけれどお散歩は2.3日お休みにするつもり。
何しろ草むら大好き、道路にベターッ、他のワンコがくれば遊んでもらおうって大騒ぎするので傷口の事がやっぱり心配。
特にバンソウコウがはがれちゃうとね。
今日の食事は朝と夜が、ささみのゆで汁でふやかしたフード、ささみ入り。お薬は缶詰のフードに混ぜて飲ませる。
ひるに缶詰をホンの少し。カリカリフードに比べるとずっとおいしいのでしょう。あっという間に食べてしまう。
トイレは、大小とも普段どうりに出たし、元気もいい。
お気に入りのボールを投げてやるとすごい勢いで追いかけていくが、カラーのせいで視野が狭くなっているのでしょう。途中で見失ってキョロキョロする様子が可愛い。
カラーをして、お腹のバンソウコウが少しはがれている格好でのしのし歩いている様子も面白い。
もうすっかりいつものやんちゃな花凛。
良かった!!
7月28日
朝から元気いっぱいの花凛。
バンソウコウはついにはがれてしまった。
お腹の傷口は4cm。黒い糸で5針縫ってある。
お散歩にいけないので少しいらいらしているみたい。
さかんにズボンのすそに噛み付いてくる。
ドアにも体当たりで飛びついてドアノブをあけようとしている。
お腹切ってからまだ4日目なんだよ。痛くないの?って言いたくなる。
退屈しのぎにと思ってガムを上げてもカラーが邪魔してうまく手で押さえられない。
やっぱりボールでとってこいをしているのが一番楽しいみたい。
体力が有り余っている。
夕方涼しくなってから1時間ほど2階のベランダに出して遊んであげると今度は家に入るのを嫌がって大変だった。
明日は朝早く、まだ他の犬が出てくる前に散歩に連れて行ってあげよう。
7月29日
朝5時。今朝は涼しい。お散歩の準備をしているとわかるのか玄関のところで飛び跳ねて待っている。
玄関を開けると飛び出していく。
久しぶりのお散歩。自分の縄張りに異常が無いか確かめるみたいにいつものコースをわき目もふらず歩いていく。
それともカラーをしたままなので余計なものが目に入らないのかな?
途中から邪魔くさそうなカラーをはずしてあげると、座り込んで今までうまく掻けなかった首筋を盛んに足で掻いている。
気持ちよさそう。
途中シーズーとボルゾイに会ったられいによって遊ぼうとぐいぐいリードを引っ張っていく。
ほんの5分ぐらいづつ相手になってもらってさよなら。
良かったね。
1時間のお散歩から帰ってきてもまだエネルギーが有り余っているのかロープのボールをくわえてさかんに振り回しては一人で遊んでいる。